がんばらないけどあきらめない

挑戦して失敗して、成長することを目指すブログです。

不動心、と書いたその下に

1.手帳のちぐはぐな文字

手帳を開くと、大きな文字で「不動心」と書かれていました。

なかなか立派な言葉です。文字も大きく、ページの中でひときわ目立っています。

ところが、そのすぐ下には、小さな文字で「あえてダメな生活」と書かれています。

さらに、その近くには「落ちる」の文字。

こちらは殴り書きに近く、ずいぶんと雑な筆跡です。

同じページに書かれているとは思えないほど、文字の大きさも、勢いも違っています。

 

「不動心」

「あえてダメな生活」

「落ちる」

 

しばらく、その三つの言葉を眺めていました。

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2.深夜のジャンクフード

少し時計を戻して、昨夜のことです。

日々の生活は、いろいろなアプリで記録しています。

時間の使い方、運動、日々の習慣。

画面を開けば、それなりに整った記録が並んでいます。

数字やグラフになった生活は、実際の生活よりも、いくらか行儀よく見えるものです。

ところが昨夜は、深夜になってからハイカロリーなジャンクフードを食べてしまいました。

食べたかったので、食べました。

それだけのことなのですが、日頃あれこれと生活を記録している身としては、何とも締まりのない話です。

普段は、運動したかどうか、予定通りに過ごせたかどうかと、細かなことまで気にしています。

それが深夜になると、あっさり食欲に負けてしまうのですから、我ながら都合よくできています。

もっとも、食べている最中は、それほど難しいことを考えていません。

おいしいものは、おいしいのです。

 

3.二度寝と自己正当化

そして今朝。

朝のルーティンは、ひと通り終えることができました。

やろうと思っていたことを済ませると、少し安心します。

今日はなかなか順調ではないか。

そんな気分になったところで、二度寝をしてしまいました。

次に目を覚ましたときには、思わず焦りました。

せっかく朝の時間を使って、あれこれ済ませたというのに。

しかし、ここからの自分の頭の回転は、なかなかのものです。

 

「睡眠バランスの確保としては悪くない」

「過ぎたことだ」

 

ほんの短い間に、もっともらしい説明がいくつも出てきます。

眠ってしまった事実は変わりません。

それでも、考え方ひとつで何とか帳尻を合わせようとします。

この理屈を考える速さが、普段の作業にも生かせればよいのですが。

少なくとも、自分を納得させることに関しては、かなり手際がよいようです。

 

4.速さと体のだるさ

午前中は、細かな作業を次々と片付けていました。

一つ終われば、次の作業。

それが済めば、また次。

考え込む時間をあまり挟まず、目の前のことを処理していきます。

こういうときは、仕事がよく進みます。

手を動かしているうちに、気づけばいくつもの用事が終わっています。

午後には、少し気が重い予定が控えていました。

そのことを考えるよりも、目の前の作業を進めている方が楽だったのかもしれません。

手際よく片付けているつもりでも、実際には、考えたくないことから目を逸らしているだけだったりします。

作業の速さと、気持ちの落ち着きは、案外別のものです。

頭の中では次々と段取りが組み上がっていくのに、気持ちはどこかに置いたままになっているような。

そんな感覚もありました。

体には、少しだるさが残っています。

動こうと思えば動けるし、作業も進みます。

それでも、体の方は頭ほど都合よく動いてくれません。

 

5.他者への視線

自分が次々と作業を片付けていると、周りの人の動きが気になることがあります。

自分の中では、次に何をするか、その次に何をするかまで決まっています。

その流れの中で、誰かが思った通りに動いてくれないと、つい冷ややかな気持ちになりそうになります。

どうして、そうなるのだろう。

どうして、もっと早く進まないのだろう。

そんな考えが、頭をよぎります。

自分だって、昨夜は深夜にジャンクフードを食べ、今朝は二度寝までしているのですが。

自分のこととなると、驚くほど素早く事情を説明できます。

睡眠のバランスだったり、過ぎたことだったり。

それなのに、他人のこととなると、そういう事情を考える前に、結果や行動だけを見てしまいそうになります。

自分の中にある、そのちぐはぐさが少し気になりました。

 

6.日常へ

もう一度、手帳を開きました。

大きく書かれた「不動心」。

その下には、小さな「あえてダメな生活」。

そして「落ちる」。

大きな文字と、小さな殴り書きが、同じページに並んでいます。

手帳を閉じました。

体にはまだ少しだるさが残っています。

午後の予定があります。

歩き出すと、足元から小さく体が揺れました。

 

 

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#日記 #エッセイ #手帳

 

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