がんばらないけどあきらめない

挑戦して失敗して、成長することを目指すブログです。

【書評】いやな気分よ、さようなら

タイトル:いやな気分よ、さようなら
著者:デビッド・D・バーンズ
出版:星和書店

 

【引用】
哀しみと抑うつの区別
哀しみ:人間性の一部であり、人生の幅を広げ、自己認識を深めることにつながる
抑うつ:人生の可能性を見失わせ、人を息苦しくさせる

【感想】
自分はよく、哀しみはマイナスであり
悲しいことがあるとそのまま気分がどん底に落ちる。
しかしながらこの本によると、
哀しみは人生の幅を広げるチャンスとのこと。
確かに、喜怒哀楽どれも人生に彩りをあた得るには必要だと思う

【連想】
・メタ思考
自分が哀しみや怒りの感情を持った時、
三者的視点で考える。
ねじまきカギュー:マルマン

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【引用】
気分と事実は異なる
気分が良いからあなたが価値がある人間ではない
逆に、気分が悪かったとしてもあなたの価値とは何も関係ない

【感想】
自分は気分の浮き沈み・・・というか、
沈みやすい。
ちょっとしたことでずぶずぶと沈んでいく。
例えば、
「この順番でやれば、もっと効率的にできたのに・・・」
「あれをやりそびれた・・・」
「あの発言は失礼だったのではないか・・・」
などなど

自分の価値はその気分には依存しない。
ぶっちゃけると、その人がどんだけネガティブになって
落ち込んでいたとしても、
十分な生産性をもって仕事をしたり、
独自性を持った価値があるならば、
気分が高かろうが低かろうが変わらない。

本当の価値は、気分が落ち込むとような時に
 再発防止策を考えられるか
 それは本当に悲しむことなのか
を考えることかと。

【連想】
・心配事の9割が起こらない

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【引用】
批判への恐れ
批判されるとき、
 正しい場合
 まちがっている場合
 どっちつかずの場合
まずは何が批判されたのかを明確にする
正しい場合は自分の行動を直すチャンス

間違っている場合は
 相手のいら立ちの現れに過ぎない

批判についての対処法
批評家になる
批判を却下する
うまく折り合いをつける

【感想】
仕事をしていると、上司からよく批判を受ける。
今までは素直に受け止めて、「はい」と答えるのみだった。
そう、「答える」のみで自分の中で「租借」できているわけではないのだ。

ある意味それは仕方ないと思う。
上司から批判されているときは
・恐れ
・怒り
が入り交じり、パニック状態なのだから。

大切なことはそこで、ひと呼吸おいて
「何が批判されたかを明確にする」

もちろん、「素直さ」というものは
ビジネスパーソンの中でも重要な要素なので
「素直さ」を失ってはいけない。

批判されていることを明確にした場合、
 正しい場合
 まちがっている場合
 どっちつかずの場合
どれに当てはまるか考える。

①批判が正しい場合
正しい場合は
素直に受けとめる。
ここで一歩踏み込んで、
次のアクションはどうすればいいかを自分だけではなく
上司にも聞いてみる。
ある意味、批判されている内容も自分なりに考えた結果であり、
自分の中ではベストな選択肢だったのだ。
それを批判されて正しかった場合は
次のアクションに移るまでに時間がかかるのは自明であり、
ビジネスの中では、ロスにつながる。
そこはアクションを聞いてしまおう。

②批判がまちがっている場合 
上司も完璧超人ではないので
間違ったことも多い。
というよりも、気分によって変わる。
報告するタイミング(気分が悪いとき)によっては
めっためたに批判されることも多い。
そんな時は上司を混乱させてしまっている状態である。
お互いが混乱しているとよくないことが起きるのは自明であり、
そこで立ち止まることが大切である。
往々にしてそのような間違った批判の場合
次のアクションが全く分からず
うんうんうなって時間が経過することが多い。

③批判がどっちつかずの場合
一番多いような気がする。
確かに言っていることは正しいのだが、
なんかしっくりこない・・・
自分なりに考えてみると
・自分の考えが正しく伝わっていない
・前例主義、過去はこうだったからと言われる
のことが多い気がする。
この場合も②同様に一度立ち止まっていることが大切かと。


【連想】
完璧超人⇒キン肉マン